3章

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エレン視点 どうも。今回は私、エレンからの視点で始まります。 私は今、友人の立元推理を遠目から眺めています。 「恋ちゃん?何であなたがこのクラスにいるのですか?」 「アタシ、間違って別の教科の教科書を持ってきちゃってね。偶然推理のクラスと同じ教科だったから見せてもらってんだよ」 「だからって、くっつき過ぎではありませんか?」 「この机狭いんだよ。仕方無いじゃん」 現在、推理は光と恋の間に挟まれてサンドイッチ状態です。 推理の表情に疲れの色が本気で出ています。 しかしクラスメイトは優しい目で推理達を見ている誰も助け船を出さない。 これはほぼ毎日行われているのでクラスは静観している。 ここで余談になるが、推理が発見した不良達は全員逮捕され退学となった。 でも、薬物を使用していた生徒以外は、遠くの場所に引っ越して別の高校に通っているらしい。引っ越しの理由を親の仕事の都合として。 …実は杪が警察と何言か話して居るのを私は見てしまったりしている。 その時、警官の表情が青ざめていた。星海家に脅されて無いと私は信じたい。
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