3章

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「ふ~ん…そうなのか…」 「推理もそれでいいの!?」。 聞いていると頭が痛くなってくる。正直、推理も光も杪も恋も沙羅も変わり者だ。 「うふふ…。気に入って頂けたでしょうか?」 「サンキュー。すまないな」 「私も推理様の為に頑張った甲斐が有りましたわ」 杪が推理にすりよりながら言う。 本当にデレデレね…。 「「あぁああああああっ!!」」 光と恋が悲鳴をあげる。 「何してるんですか杪ちゃん!」 「とっとと離れろ!」 そして引き剥がそうとする。 だが杪は見た目に似合わず怪力で推理から離れようとしない。 だけどそのせいで推理の首が絞まってる。顔に生気が無く、口を何か動かしてますが聞こえません。 誰か助けてやってください。 「「はーなーれーろ!」」 「御免被ります」 「たの…はなし…く…ウッ…」 そして推理はそのまま崩れ堕ちた。 「「「きゃああああああっ!?」」」 3人の悲鳴をバックホーンにしながら、私は頭を抱えため息をつくしかなかった。
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