3章

13/31

1240人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「誰が単純だ馬鹿野郎」 俺のツッコミも霞雛は無視する。 何かバックの中を漁ってる格好になってるが…何をしてんだ? 「これを見なさい」 暫くすると一枚の写真を差し出した。ってこれって男の写真? ん?………って事は…。 「そうか…遂にお前もまともな「言っとくけど私の彼氏じゃ無いわよ」…死ねばいいのに…」 相変わらずこの女は相変わらずだ。 女子高で同類でも探して海外にいってウッフキャハハでもしてれば━━━━━ 「何か不遜な事を考えてるようね…今度は心臓狙おうかしら?」 「うん、分かったから。兎に角、その既に胸に当てているナイフを離そうか。 俺は折角光達に拾ってもらった命をここで無駄にしたくはないから」 流石にここで死ぬのは嫌過ぎる。それに光達に申し訳無さすぎる。 「んで、この写真の男子は一体誰なんだよ」 霞雛のナイフから開放された俺は写真を突き付けて改めて迫る。 「簡単よ。この男は私の現妹、沙羅よ」 …………………………。 はい?今何と?
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1240人が本棚に入れています
本棚に追加