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高井君、人生で初めて話した男の子。その存在は亜紀の中で大きくなっていった。
(メールしてみようかな…)
興味本意で高井君にメールをしてみた。すると思いのほか早く返信が来た。
(…なにこれ…)
写真が添えつけられていた。その写真には亜紀がズームで写っていた。
(こんなの撮られた覚えないよ?あの人怖すぎ!!)
感情的になってしまい、木にパンチした。痛かった。
放課後の部活、春哉種族のバスケ部は、春哉のおかげ(?)で女子が群がる。
その中に、理恵につれられて亜紀も来ていた。
「春哉君~!!」
「カッコいい~!!」
チクンッ
「……?」
なんだろう。今の…私の心に突き刺さったもの。
「春哉君…カッコいい…」
「点決めた!ちょーイケメンなんですけどー!!」
女子の言葉を聞くたびにチクチクと刺さるなにか。
そのなにかがわからない。
なんだろう、この感じは…?
私…病気…?
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