三年後

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あれから三年が経ったんだけどよ。 俺は歩けるようになってからかなり歩いて筋力を付けるようにして居たんだがよぉ。 その度に三歳上の姉貴達が危ないよとか抜かしてついてきて、まあウザイのなんの。 こちとら危険なのを承知で歩き回ってんだよって、言いたいんだが自我が芽生えてねえのに親の言い付け通りしてるから叱れねえんだ。 はあ、めんどくせ。 で、今日は親父の書斎に来ている。てか、親父貴族。マジで貴族だった。 昼は執務で仕事に縛られ、夜はお袋にベットに縛られ、妹ができたらしいが。まあ、貴族の中では袖の下も使わねぇし、昇級欲もねぇし、農民やメイド、執事に優しいんだけど。 っと、閑話休題。で、親父の書斎に来たかは、この世界での基本的な知識が知りたいため。 この世界では、魔法がありなんだかファンタジーらしい。 あと、気だかなんだかもあるらしいが、少数らしい。 ここでは、西洋の幻獣がモンスターの形の基本らしい。昔は妖怪も居たらしいが、ほとんど見なくなったとのことだ。
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