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やっと建物の前に着くと、巨大な顔の門番がセイラ達を見る。
神田は今にも斬ろうとしていて
セイラ達の心臓は猛スピードで鳴る。
二人はアクマではなかったので
当然検査は引っ掛からなかった。
取り敢えず安心するセイラ達。
黒髪ロングの男も、舌打ちすると消えていった。
「………なんだったんだ。」
ふとセイラは男声を出すとライアはきっと睨む。
セイラは苦笑いして汗を流す。
「悪かったわ。」
再び女声になるとライアに笑うセイラ。
『君達。』
ふと蝙蝠みたいなゴーレムがセイラ達の前で飛んでいる。
そのゴーレムから発しているのか?
取り敢えず二人はゴーレムに返事する。
「はい。」
『君達何しに来たの?』
陽気な声で馬鹿馬鹿しくしゃべる。
セイラは少しムカついた。
「迷ったというかいつの間にか着てました。」
『あっ。そー。』
少し困っている声を出す。
『何処から来たの?』
「日本。」
即答でライアがいった。
『………えっ?ここ…』
「夢であって欲しいです。
眠ってたのにいつの間にかいて。
散歩してる記憶無しで。」
『………とにかく中入って。』
そう言えば重い扉が開く。
セイラ達は扉の向こうへ入っていった。
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