1st client

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「あぁ、どうしよ…」 あらかた調べ終わり 捜す所も無くなってしまった 少年は何か閃いた様に 玄関へと走り出した そのまま外に出て、 また近所迷惑もお構いなしに 大声で叫び始めてしまった   「ゴンザレースッ!どこだー!」 ※ハムスターです 「ゴンザレースッ!でてこーいっ!」 ※何度も言うがハムスターです   もちろん本当に外へと 逃げ出してしまったのなら 名前を呼んでもところで 出てくるハズがないのだが 少年はそれでも 見つかる事を信じて 名前を連呼するのをやめない 怪しげな目で二階から 少年を覗く人々がちらほら… 「どこ行ったんだよ……ん?」 そこで少年は電柱に貼られた 一枚の貼紙へと目を向けた _
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