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辿り着いた先で見た光景に
少年は思考が追い付かない
時刻は朝7時前のハズだが
空は闇の様に真っ暗に染まり、
威圧に塗れた三日月が光輝く
地面はコンクリートではなく
芝生が辺り一面に広がっている
少年の行く先を示すかの如く
真っ赤な絨毯がある屋敷の
大きな門へと続いていた
そして屋敷には
こう掲げられていた
「(有)Tea-Party…」
少年は呟くも
未だに状況が理解出来ずに
ただその場に立ち尽くすが、
やがて決心したかの様に
屋敷の門へと歩みを進めた
門に鍵が掛かった様子はないが
いきなり敷地内に入るのも
無礼と考えた少年は、周りに
インターホンがないか探す
しかしインターホンや
呼び鈴の類いはないらしく、
少年は諦めて最終手段にでる…
「ごぉめんくださぁーいっ!」
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