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目覚まし時計のアラームで目を覚ますはるか。
「ん~!朝かぁ~。さぁてと、ご飯作らなきゃ」
着替えて、キッチンに向かう。
「ご飯はあるね。なら……あっ魚が何かあったよね~」
はるかは冷蔵庫を見ながら朝食のメニューをかんがえる。
そして、午前7時。
「あ、鷹兄。おはよう。ご飯できてるよ」
「おう。じゃあ、食べる」
「いただきます。」
10分で朝食を終えたはるかは、学校へ行く。
「行ってきまーす」
「おう、行ってこい」
兄である、鷹大と関係を持ち妊娠し、夏休みに中絶をして以来はるかは普通の兄妹として接していた。
はるかは、電車の中で自宅に電話する。
寝起きが悪い双子の兄に電話する為だ。
「お嬢様おはようございます。陽明様なら、今は朝食を召し上がられていますよ」
「珍しい。起きているならいいの」
そう言って電話をきる。
そして、昇降口で澪花を見つける、はるか……。
「澪花。おはよう。宿題きちんと終わった?」
「む~きちんと終わらせたよ!!あき兄じゃあないんだから!!」
そう、双子の片割れの陽明は、毎年毎年夏休みギリギリまでかかって宿題をするのだ。
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