第02話

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目覚まし時計のアラームで目を覚ますはるか。 「ん~!朝かぁ~。さぁてと、ご飯作らなきゃ」 着替えて、キッチンに向かう。 「ご飯はあるね。なら……あっ魚が何かあったよね~」 はるかは冷蔵庫を見ながら朝食のメニューをかんがえる。 そして、午前7時。 「あ、鷹兄。おはよう。ご飯できてるよ」 「おう。じゃあ、食べる」 「いただきます。」 10分で朝食を終えたはるかは、学校へ行く。 「行ってきまーす」 「おう、行ってこい」 兄である、鷹大と関係を持ち妊娠し、夏休みに中絶をして以来はるかは普通の兄妹として接していた。 はるかは、電車の中で自宅に電話する。 寝起きが悪い双子の兄に電話する為だ。 「お嬢様おはようございます。陽明様なら、今は朝食を召し上がられていますよ」 「珍しい。起きているならいいの」 そう言って電話をきる。 そして、昇降口で澪花を見つける、はるか……。 「澪花。おはよう。宿題きちんと終わった?」 「む~きちんと終わらせたよ!!あき兄じゃあないんだから!!」 そう、双子の片割れの陽明は、毎年毎年夏休みギリギリまでかかって宿題をするのだ。
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