232人が本棚に入れています
本棚に追加
この日のH.Rは体育祭の係り決めをしていた。
「それじゃあ、私とあすかが、実行委員ね」
そして、次々と係りが決まっていく。
――そして、放課後――
「!?な、何でアンタがいるのよぉ~!!」
はるかに問い詰められた陽明不機嫌そうな顔して言う。
「クラスの奴が、はるかは、実行委員になるんだから俺が実行委員しろって言われたんだよ」
そう言い訳をする陽明。
「私、ヤだよ!!あきの仕事手伝うの」
ますます、不機嫌になる陽明。
本格的に、体育祭の準備が始まる。
が、結局、陽明のフォローする事になるはるか。
「はるかちゃん、大丈夫?」
「う゛ーもうだめぇ」
「じゃあ、保健室で休んできなよ?」
「そうするー」
「失礼しまーす。先生?少し休ませてもらえませんか!?」
「顔色悪いな?少し休んでいけ」
そして、1分もしないうちに寝息をたてて眠りにつく。
とても愛しい者を見つめるような顔で見る、保健医。
体に目立つ傷がなくなり、ようやく腕の出る服を着れるようになった。
学校の皆に、心から笑うようになってきていたお陰ではるかに好意を寄せる人物がちらほら出てきた。
最初のコメントを投稿しよう!