第02話

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「なぁ?最近のはるかさん、笑顔が可愛くねえ?」 「だよな?でもさぁ~シスコン陽明が、いる限り不可能じゃあねぇの!?」 はるかの双子の兄、陽明は学内じゃあ、有名なシスコンなのだ。 「あきだけじゃねえよ。水嶋もはるかさんを気に入ってんじゃん?」 そう、邪(ヨコシマ)な目ではるかを見る奴はあすかと陽明の2人から排除されるのだ。 そして、翌日は体育祭という日。 由貴が来ていた。 「あっ由貴兄!」 「はるか、お帰り」 「ただいま」 「はるか?明日俺体育祭見に行くからな?」 「うん。来てね。約束だからね」 「最近、澪花がな?凄く学校楽しそうだぞ?」 「え?あの澪花が?」 「理由はなんだと思うか?」 「何だろう?」 「"お姉ちゃんが、作るお弁当が楽しみ"だって言ってたぞ?」 「本当?良かった!」 「明日はな、弁当持って応援に行くからな?」 「うん。待ってるね」 「あぁーいい天気だね」 「本当だね」 そして、体育祭がスタートした。 はるかは、あらゆる競技に、でていた。 「やった!また、一番」 「相変わらず足速いね」 走り終えて戻ってくると、あすかがはるかに、声をかけてくる。 「まぁね。走るの大好きだし?」 はるかは、100㍍を12秒台で走るのだ。 そして、次は借り物競争。 「あれ?はるかちゃん。澪花ちゃんこっちにくるよ?」 「本当だ!澪花?」 「お、お姉ちゃん!私と来て!」 「やったー!一位」 「よかったね。澪花!」 「うん」 心の底から嬉しそうな顔をする澪花。 「ね、澪花?借り物競争の何だったの?」 「えっとね、これ……」 澪花は1枚の紙をはるかに見せる。 そこには、『尊敬できる人』と書いてあった。 「ありがとう。澪花!」 はるかは単純に嬉しかった。 妹の澪花の尊敬できる姉であることが……。 そして、体育祭が終わる。 体育祭ははるかたちのいるチームが優勝した。 そして、はるかは家に帰ると死んだように眠りについた。
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