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「副委員長なら、やります」
一人の女の子が声を発した。
「ありがとう、平原さん。よろしくお願いします」
「では、もう一度聞きますが、委員長をやりたい人はいますか?」
黙り込むクラスメイト。
…うわ、先生困ってるよ。
仕方ない、わたしがやるしかないか。
「はい」
怖がりで人見知りなわたしの、はじめての勇気。
「じゃあ、名雪さんお願いします!」
「…はい!」
これから、このクラスで頑張っていこう!
みんなをしっかりまとめて、充実した高校生活を送ろう。
そう、思った。
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