始まり

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ていうか、まず。 物語であっても、これは、物語です。って書かれている可能性低いし。 何なんだよ一体。 他の人なら、どうするだろうか。 友達に、相談しようと、携帯からアドレスを出しスクロールしていく。 でも、こんな話誰が信じてくれるだろうか。 馬鹿にされるのが、オチだろ。 俺が、逆の立場でもそうするし。 携帯を閉じ、部屋の戸口に向かう。 母さんか姉貴か、でも、見間違いとか、実は今さっき起きたばかりで、夢と現実の混乱とかだったら、どうしよう。 何も起こらなかった時のことを想像したら、全身から血の気が引いた。 使用回数は一日一時。 取り敢えず、また明日、鏡の中に入れるか試してみてから、考えよう。    
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