プロローグ

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中学二年生となった僕。 ますます女らしさの欠片が無くなり、母親の魔術に対する好奇心が強くなっていく。 「いつかアラウンドに行ったらきちんとしなきゃ、いけないじゃない?」 口を滑らしたのが運の尽き。 何やら僕にロリータファッションやらを着せようとしていたが、僕は逃げたため、弟が犠牲者となったのは言うまでもない。 「しかもイケメンばかりだとか!」 「マッチョとか女の子とかいたんだけど」 「ああっ、羨ましいわ!!」 浮気しようとしてる風に見えるのは何故だろう。 「アオ、誰でも良いから落として連れてきなさい!!」 「落としって……」 母さん、無理言うなよ。 大体、僕は戻りたいとか思っていない。
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