生徒

10/10
前へ
/50ページ
次へ
「…『小野小町』」 俺は声に出してそう言った。 亮がこっちを振り返り、おチビ先生も初めて俺を見た。 おチビ先生は朝会った俺を見て目を見開き、驚いていた。 何このおもしろい反応。 俺は笑いそうになったが平然と 「先生の名前、小野小町みたい。」 と言った。 すると亮がパアッと明るい顔をして 「…由紀ナイス! いいねー、『小町』!」 と賛同してくれた。 なかなか好印象みたいだな。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加