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しばらくメールをすると、どうやら彼は病んでいた。
彼の病は、
統合失調症。
鬱のような状態で、それに加え幻覚、幻聴がある。
彼はそれに、苦しめられていた。
だからか。
私と別れた理由は。
その間も、私は彼が好きだった。
好きで好きで。
また会いたくて。
また、キスがしたくって
たまらなかった。
だから、まだまだ苦しかった。
またそれから数日。
彼は千葉に行くことになった。
また、
離れてしまう。
いやだ…いかないで。
でも、ただの友達の私に
彼を止めるすべはなかった。
偶然にも、出発の前の日は、彼の誕生日。
何かしたかった、そう彼に伝えると
「時間があったら遊ぶか」
また会えるかもしれない。
それだけで、ドキドキが止まらなかった。
時間があることを、私はただただ願った。
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