第1話 新たなる驚異

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「随分と遅かったね。いったい何があったの?」 ガーディアン・トライスは彼らに言った。 「色々と情報収集してたんだ。シンオウ地方って意外に広くてよ。予想外に時間がかかっちまったんだ。」 ガーディアン・バオウが返答した。 「なるほど…それで何か新しい情報はわかったかい?」 ガーディアン・トライスは言った。 「ギンガ団についての情報はありませんでした。ですが、地方についての情報は色々と手に入りましたよ。」 ガーディアン・ケーストが返答した。 「今のところ変わった事といったらシンオウ地方には3つの湖があるって事だな。」 ガーディアン・シールが続けて述べた。 「3つの湖?」 「ああ。しかもその湖には祠みたいなものがあったんだ。」 ナオキの問い掛けにガーディアン・シールが答えた。 「祠みたいなものですか?」 「そうだ。その中から何かがいるような気配を感じたんだが、姿らしきもんは確認できなかったな。」 「何もなかったという感じでしょうか?」 「いや、全くという程じゃない。何か薄い幽体みたいなものが湖の水面に浮かんでるのを目撃したぞ。あれは何だったんだろうな…。」 「薄い幽体みたいなもの…。」 ナオキはしばらく考え込んでいた。「君達がわかっている情報は今のところそれくらいかな?」 ガーディアン・トライスが3人に対して言った。 「そうだな。今のところはこれで全部になるな。」 ガーディアン・シールが答えた。 「わかった。ありがとう。」 「いいって事よ。」 ガーディアン・トライスの一言に対してガーディアン・バオウが答えた。 「ガーディアン達でもそんなに時間がかかる程今回はかなり広い所なんだな。」とマグマラシが言った。 「今まで以上に歩く事になるかもしれないね。」とナオキがマグマラシに言った。 「あ、そうだ。まだ大事な事があったんだった。」 ガーディアン・トライスが慌てて映像を出した。 映像にはポケモンのような生き物が映されていた。
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