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「トライスさん、これは?新しいポケモンですか?」
「そう。しかもこのポケモンはさっき僕が言っていた伝説のポケモンの一人なんだ。」
「マジでか!?なんでそんな重要なもん今まで出さなかったんだ?」
マグマラシは驚いた様子で言った。
「ごめんごめん。話をしてるうちにすっかり忘れちゃってたよ。」
ガーディアン・トライスは少々赤面しながら言った。
「それで、このポケモンは何ですか?」
ナオキがあらためて質問した。
「これはシンオウ地方の神話に登場している空間を司るポケモンで、名前は『パルキア』って言うんだ。」
「パルキア…空間を司るポケモンか…。」
「さっき言ってた神と呼ばれてるポケモンの一人ってわけか。」
「そう。また、パルキアしか覚えない技もあるんだ。」
マグマラシの言った事に対してガーディアン・トライスが返答した。
「もう一人のレジェンドはないんですか?」とナオキが言った。
「あいにく今はこれしかないんだ。もう一人はこれから見つけに行くから待っててね。」
「わかりました。お願いしますね。」
ナオキはガーディアン・トライスに言った。
「それじゃあ早速シンオウ地方に向かう事にしよう。」
「え?でもどうやってですか?」
ナオキはガーディアン・トライスに言った。
それもそのはず、今彼らがいる場所はジョウト地方である。
そこからシンオウ地方へはかなりの距離がある。
空を飛ぶポケモンがいないのではそこへ行くのにはかなり時間がかかる事になるのだ。
「それなら大丈夫。ここ聖地エレメンタルはわかっている場所ならどこへでも行けるようになるんだ。君達が入ってきた入口からすぐに行けるよ。もちろんこれまで通りマグマラシくんの故郷の草原に行く事もね。」とガーディアン・トライスは言った。
「すごいなあ…聖地エレメンタルにそんな秘密があったなんて…。」
「世界の平和を護る以上、これくらいの事はしないといけないからね。」
ガーディアン・トライスは常識では筋の通らない事を簡単な理由でどこへでも行ける理由を述べた。
別の言い方で例えるなら『ハ○ルの動く城』みたいなものである。
聖地エレメンタル本体は移動しないのだが。
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