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「ロケット団の残党をぶっつぶしてからオレ達いろんな所を旅したよな。」
「あの時は大変だったよね。」
彼らは6年前、ジョウト地方でグレイ率いるロケット団の残党と戦い、その野望を打ち砕いたのだった。
戦いが終わり、ジョウト地方が平和になった後、彼らはしばらく普通のポケモントレーナーとして全国を旅していた。
そして今日、再びここに戻ってきたのだ。
ここは彼のパートナーポケモンの故郷なので、時折帰る時はあったのだが、ある場所へ戻るのは6年ぶりなのである。
しばらく歩くと2人は足を止めた。
2人の目の前には大きな崖のような岩壁があった。
そこに向かって青年は言った。
「ガーディアンの皆さーん!私です!久しぶりに戻って来ましたよ!開けて下さーい!」
青年がこう言うと、どこからともなく声がした。
「久しぶりだね。今開けるから待ってて。」
謎の声の主がこう言った後、岩壁の向こうから音がした。
ゴゴゴゴゴ…
この音と共に、岩壁が自動ドアのように開いた。
「相変わらず入口はこうなんだな。」
「6年前と全く変わってないよね。私達みたいに。」
青年はこう言うとパートナーポケモンと共に中へと入っていった。
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