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ガーディアン・トライスは話を始めた。
「今回君達に行ってほしい所はここだよ。」
ガーディアン・トライスはそう言うと、右手で向こう側を指差した。
指差した所に映像が現れた。
映像には、まるで北海道と形の似た大陸が映っていた。
「ここは?」
ナオキが問いかけた。
「ここは『シンオウ地方』。ジョウト地方から東の方にある地方だよ。カントー地方をまたいでね。」
ガーディアン・トライスが返答した。
返答した後、ガーディアン・トライスは話を続けた。
「ここシンオウ地方は、昔から『神』と呼ばれたポケモンが住んでいると言われてるんだ。一人は『時』を司り、もう一人は『空間』を司るポケモンと言われているそうだよ。」
「随分とスケールでけえな…。」
マグマラシ呟くように言った。
そう思うのも無理はない。
今まで彼らが出会ってきたレジェンドは海を護る者や、大地を変動させたり、雨を自在に降らす事ができるポケモンなどであった。
今回のレジェンドはまさに『世界の存在そのもの』を司っているようなものなので、それを考えればまさにスケールのでかい存在と言うのも、『神』と呼ばれるのも納得できる。
「そう。今回のレジェンドはまさに世界そのものを司っていると言っても過言じゃないんだ。」
ガーディアン・トライスはマグマラシに言った。
「それで今回はここが戦いの舞台になるというわけなんですね。」
ナオキは念押しでガーディアン・トライスに問いかけた。
「そうだよ。そして、今回君達に依頼したいのは…」
ガーディアン・トライスはそう言うと映像に指で触れた。
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