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「ごめんね、アリス!
この兎がうるさくってさ☆」
トスッ
グレアンと呼ばれる男性は、秋夢の首を手刀で叩く。
秋夢は"…ッ"と声にならない声を出し倒れた。
「この兎さ、アリス大好きだからさ~。
でも、もう静かだよね♪
あ、アリス!俺はグレアン、騎士だよ☆」
グレアンは挨拶をすると秋夢を担ぎ、窓から出て行こうとする。
何故、ドアから出て行かないのでしょう。
そういえば、グレアン…先輩って肌が黒い。
茶色い髪に赤い眼帯、緑の瞳がそれをよく引き立たしてくれている。
服はあまり騎士とは思えない格好…
でもよく似合っている。
オレンジや赤いリボン…
明るい系が好きなのかもしれない。
一言で言えば………
性格と容姿が合ってない。
「んじゃ、ばいばーい☆」
グレアン先輩は秋夢と共に消えていった。
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