第1章 新入生

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「わ、私がアリス!? そんな訳ないじゃない! それに私は紅実よ!鈴原 紅実!!!」 私は必死に否定する。 が、周りは全く聞いていない。 『アリスがいる…』 『本当…?』 『………凄い』 皆がそれぞれ何か呟いている。 何か、ものっ凄く気分悪い。 なのに一人の女の子が私に近付いて聞いてきた。 「あの…貴方アリス?」 「違うって言ってるでしょ!私はアリスなんかじゃないわ! 私は紅実、ただの女子よ!!」 私は辺りを見回しながら叫んだ。 すると今度は男の子が来て、微笑みながら私に言ってきた。 「この学園は特別な子しか入れないんだよ。 君は特別の中の特別だけどね」
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