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「わ、私がアリス!?
そんな訳ないじゃない!
それに私は紅実よ!鈴原 紅実!!!」
私は必死に否定する。
が、周りは全く聞いていない。
『アリスがいる…』
『本当…?』
『………凄い』
皆がそれぞれ何か呟いている。
何か、ものっ凄く気分悪い。
なのに一人の女の子が私に近付いて聞いてきた。
「あの…貴方アリス?」
「違うって言ってるでしょ!私はアリスなんかじゃないわ!
私は紅実、ただの女子よ!!」
私は辺りを見回しながら叫んだ。
すると今度は男の子が来て、微笑みながら私に言ってきた。
「この学園は特別な子しか入れないんだよ。
君は特別の中の特別だけどね」
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