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わからない。
"何故、私が?"
その言葉が私の思考を占拠している。
「凄いわねぇ。
アリスなんて普通はいないのよぉ」
先生の話し方は力が抜ける。
私は思考が戻ったのに気付いた。
一瞬……壊れそうだった。
多分、ついていけないんだ。
私が……アリス。
先生が近寄って来て耳元で言った。
「貴方はアリス。
でもね、貴方は貴方だからね」
私は私……
そうだね!私は私なんだ!!
いつもの私だったらどうする…?
「私がアリス、悩んでも何もかわらない!」
笑顔で私は小さく呟き、何かを吹っ切ったようだった。
あ、そういえば先生話し方が普通だった気が……。
先生は聞かれたくない顔してたから、聞かないで置こう…。
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