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今日もまた、ボクはアリスを探して歩く。
今日は中華が良いなー。
あの子…はダメだ、オシロイべったりでここまで臭ってきそう。
男連れはいらなーい。
だって男は不味い!
ホンット不味い!!
何でも食うグリフォンですら残したもん、あんなの食べ物じゃないよ。
今日は不発かなぁ…あ。
今角を曲がった子…うん、花柄の!
あの子がいいな。
よし追いかけよう!
「ねぇ!君アリスみたいって言われない?」
ゆっくり振り返るその横顔、なんて可愛いんだろう。
「あら、そういうアナタはチェシャ猫さんみたいっていわれないかしら?」
「チェシャ猫?」
あぁ、確かに言われたことはあるかも。
兎クンにだっけ…グリフォン?
「ねぇチェシャ猫さん、アタシと花園をお散歩しましょうよ」
「うーん…それより、ボクとお茶会にしない?」
可愛い花柄アリスはちょこんと首を傾げ、どっちが良いか考えている。
「そぉね、それも良いかもしれないわ!」
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