自殺する前に読む本

5.そこだけが貴方の居場所ではない

今、貴方がいる場所。

貴方を苦しめている場所。

そこだけが貴方の場所ではない。

職場、自宅、学校、現住所、県、国ー。

今居る場所から少し離れた所に行っただけで、貴方の理想とする場所が広がっている可能性があるのだ。

今、自分が生活している場所が全てでは無い。

貴方が鳥籠に閉じ込められた鳥なら、鳥籠から逃げれば良い。

次の場所も貴方の求める場所で無かったのなら、また飛び立てば良い。

区を跨ぎ、市を跨ぎ、県を跨ぎー、それでも駄目なら国を跨ぎ、世界を回れば良い。

お金が無くても、宛がなくても、いつか自分を認めてくれる何かを探して、誰かを探してー、歩き続けて、進み続けて。

もし、それで空腹で倒れても、死んでしまったとしても、自殺を考えていたのなら後悔しないハズだ。

何もせず、苦しみの中、自分という存在を否定され続けながら居場所も無く果てるくらいなら、最後に救いを求める旅に出るのも良いのでは無いかと思う。

耐える事が出来ないなら、逃げれば良いじゃないか。

そんな貴方の事を他の誰かが否定しようとした所で、辛さの解らぬ者の否定等、露程の価値も無いのだから。