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俺は握っていた炎の槍を投げ捨て、氷柱体を造り、未だにざわざわしている魔法使い達に向けて投げる。
魔法使いはそれを炎の槍を出して向かえ打つ。
氷柱体と炎の槍はぶつかり爆発が起きる。
俺はその隙に正面突破の準備に取り掛かる。
陽炎
「《氷球体》」
鎖に繋がれている鉄球に吸い寄せられた水が鉄球を包み凍っていく。巨大な氷球の出来上がり。
俺はそのまま走りだした。途中で魔法の射手での攻撃があったが大きく跳躍することで難なく回避する。
陽炎
「《氷枷弾》」
足を勢いよく突き出し、遠心力で氷球体を前方にいる魔法使いにぶつける。
硬い物にぶつかった感触がしたが魔法使いはそのまま吹っ飛んでいく。恐らく障壁でも張っていたのだろう。
地面に着地。氷球体を解除し、魔法使い達を背にそのまま走り出す。
ある程度、距離を取り向き直る。
陽炎
「ぶっ飛びな!!《魔眼砲》!!」
目の前には眼をモチーフにしたような紋章が現れ、数秒間のチャージの後、高エネルギー波を解き放つ。
ヒュオッ――ズドーーーーン!!!
魔法使い達が居るところよりも少し手前に直撃し大爆発が起きた。
魔法使い達は多分、重軽傷ぐらいで死ぬことは無いだろうと思い、踵を返し再び走り出す。
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