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陽炎
「…………。試合で使わなくて良かった」
1速でこれか…ヤバイな。こんなの使ってたら対戦相手が確実に死ぬ。
それに調子に乗って3速にしなくて良かった。ここら辺一帯の木々を切り倒す事になりかねないからな。
陽炎
「じゃあ、次は…“ジャスティン・ロウ”にするか…解除……装填」
3分後……。
陽炎
「おし、いきなり大技で決めるか。《法を守る銀の銃》」
ズドーーーーーーン!!!
腕から放たれた閃光は木々を切り飛ばし、攻撃範囲にあった木々を全て切り株に変えていた。
陽炎
「凄い切れ味だね。使うのがとても恐いです」
イワン
『あはは凄いや~』
陽炎
「てめえ、いつから見てた?」
イワン
『拳闘大会の予選の時からですよ。まあ、それは置いといて陽炎さんに渡したい物があるのですよ』
頭の中に直接話しかけて来る感じ…また念話か。まあ出てきたら一発ぶん殴るのだが。
陽炎
「はぁ~~。で、渡したい物って何だ?」
そう問いかけた数秒後、目の前に手の平サイズの物体が出現した。
機械の画面には地図のような物が映っている。
陽炎
「これは何だね吉田くん」
イワン
『吉田くんって誰ですか…。まあ、いいです。説明しましょう』
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