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陽炎
「まだ、ダウンするのは早いだろ?」
一気に間合いを詰め、斬りつけるが障壁を展開され防がれる。その後、間髪入れずに魔法の射手での攻撃を受けるが何とか全弾を防ぎきった。
辺りは射手での攻撃の際で発生した砂ぼこりで視界が悪くなる。
陽炎
「む、見失った」
辺りを見回していると背後で足音。振り向き様に渾身の一撃を加えるがそこには誰もおらず、空を切っただけだった。
陽炎
「あれ?…………おわっ!?」
背後からの強い風圧を受け、振り返るとそこには深緑に輝く大剣を構えているヘルゲイトがいた。
ヘルゲイト
「これが私の真の力だ!!《剣技・深緑の―――ぐはあっっ!!?」
陽炎
「セリフが長い!!」
一気に間合いを詰め、長いセリフを吐き続けるヘルゲイトのこめかみに剣の柄での一撃で地に沈める。
俺は大の字で倒れているヘルゲイトに向かって口を開く。
陽炎
「あんたの敗因をおしえてやる」
ヘルゲイト
「ぐ…ふ……」
陽炎
「相手の背後に回ったら問答無用で一撃を加える。あんたはそれをしなかった。それがあんたの敗因だ」
表情を歪めるヘルゲイト。
そして止めの一撃。
陽炎
「おやすみ」
バキッ
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