プロローグ

7/9
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
て!さっきから意味が分からない………嘘」 人生でこんな頻繁に驚愕する事なんてあるのだろうか…… 屋上だ ここはついさっきまでいた屋上じゃないか!! しかもご丁寧にフェンスの内側にいるし… 登るのにどれほどの勇気出したと思ってやがる… 「おっ?お前こんな所に隠れてやがったのか?」 「………」 時が止まった錯覚に陥った 「たく…金せしめようとわざわざお前の教室に足運んだのによお肝心のお前がいなかったから捜したんだぜ?時間無駄に使わせやがって…高くつくぜ」 最悪だ 嫌だ……怖い! いや待て 落ち着け 俺は今から死のう……と? 違う!死んだはずなのに生き返されられたんだ!死神とか名乗る男に! だから落ち着け あいつとの距離よりもフェンスとの距離のほうが断然に近い… あいつから背を向けて全身全霊を込めて 「最後まで逃げる事しなねえんだな?まあ自殺した奴なんざそんなもんか」 これは夢か………? やっぱり俺は死んでしまって… 「うるせぇなあお前は本当に……まあいいや」 「お前は家賃約三ヶ月分の価値があるしな」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!