─第壱章─

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ここ最近 羅刹になった新政府軍が度々押し寄せて来るようになった そして隊士は戦いに行くものほとんどが負傷あるいは死んでいっている 俺はこんな戦いのなかいつ死ぬかわからない だからせめてこの世の思い出になにか残そうと思ってる そして今日は見廻りぐらいしかする事がない だからそんな日はなるべく千鶴と2人で一緒に居ようと思ってる 「おっ!平助じゃねぇか!!」 「それに千鶴も!」 「原田さんに永倉さん!どうしたんですか?」 「いやぁ、近藤さんが買ってきた大福を置いてある場所がわからなかったからよ」 「千鶴に聞いたらわかるんじゃねぇかなって思ってな」 「あ!すいません!!大福ならここに」 「お!千鶴が持ってたか♪」 「はい、土方さんが大福は腐る前に全部食べろと言われたので…すいません」 「いや、いいんだ。それより何で平助と千鶴が一緒にいるんだ?」 「それは・・・」 ─────── 「千鶴!」 「平助くん?どうしたの?」 「近藤さんが大福を買ってきてくれて千鶴もどうかなって・・・食べる?」 「はい♪」 ────── 「って訳です」 「ほぉ~平助~なんで俺らも誘ってくれなかったんだぁ?」 「平助なんでだぁ?」 2人ともニヤニヤして・・・ 絶対この2人にはバレてる…
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