記憶

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どこまでも続いていく蒼い空の下。 二人の子供が走り回っている。 一人は黒髪の少年、もう一人は、 茶髪の少女。 「けいちゃんはやく~。」 茶髪の少女が少年を呼ぶ。 「まってよ~、はやいって~。」 少年は前を走っている少女に追いつこうと必死に走っていた。 けれど一向に二人の距離は縮まらない。 二人はそのまま雑木林に入る。 木をよけるためか少女の走りが遅くなった。 少年は少年はここぞとばかりに走る。 二人の距離がみるみるうちに縮まる。 林をぬけた時、 少年が少女を捕まえとうと手を伸ばす。 しかしその手は少女に触れる事はなかった。 なぜなら・・・・。
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