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八尋の声は低く、美羽にそれ以上の言葉を言わせない為の【線】みたいなモノを引いていた
『…ちがっ…』
『ちがう?たまたま今日久し振りにあってさ、変わっちまった俺を【可哀相】そう思っただけだろぅが?』
『…じゃない…』
『そんなんじゃない!』
『じゃあ、なんだよ?』
八尋の冷たい声…
『最後の日、やっちゃんなんて言ったか覚えてる?』
『最後の日?』
『…って…』
美羽の声が震える…
糸が切れたら今にも泣きそうに…
『彼女がいるって…だからッ』
『…あ…え?』
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