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『目の事気になった?』
『…ん』
『そりゃぁ、な最後に会った日は普通に見えてたしなぁ』
最後に会った時…。
それは、美羽が大好きな八尋を諦めた日だ。
大好き…だった。
二つ年上の幼なじみ…
あれから、5年。
『な…んで?』
働かない頭を無理に回転させて八尋に問う
『さぁ?誰もわかんねぇの…角膜をヤっちゃったみたいってさ』
『両方?』
『元は右だけだけだったんだけどな、左使いすぎてもうほとんど見えねぇの』
そのわりにあっけらかんと喋る八尋…
そう言えるまでどれ程苦しんだろう?
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