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なにも考えられなくなりそうな頭を必死にフル回転させて、頭を整理する
美鈴が、先輩を好き…?
それはあたしも知ってたこと…?
あたし、知らなかった……よね……?
いくら考えても纏まらない
頭に次々と浮かぶ疑問を気付けば力なく口に出していた
「美鈴…先輩のこと好きだったんだね……あたし、今知ったかも…はは…」
なんとかいつも通りのテンションに持って行こうとするも、うまくいかずに引きつる笑顔
「えー?朝、竜騎先輩とすれ違ったー!とか毎日言ってたでしょ?竜騎先輩は美鈴の王子様なの!」
目をキラキラ輝かせて語る美鈴とは対照的に、あたしは沈んでいく心をどうすることも出来なかった
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