☆Ⅳ話

12/12
前へ
/63ページ
次へ
2人は「いいのか?」と目が語っていた。 昌浩「今はまだいい…」 昌浩は寂しげに微笑み安倍晴を見た。 晴「紅蓮に何をした?」 昌浩「すぐ目を覚ましますよ」 そう言い昌浩は匂陣を見た。 匂陣は目で応じ騰蛇を異界へ運んだ。 六合は昌浩を肩に乗せた。 昌浩「行こうか…」 昌浩の言葉に六合は頷き高く跳躍して六合と昌浩は去って行った。 晴たちはしばらく呆然としていたが晴の命令で数人の神将に六合たちを探すように命じ、残りの神将と晴、宏昌は屋敷へと帰った。 「クスクス…見つけた……安倍昌浩……クス…」 昌浩たちの様子を1人の女性がずっと見ていた。 その女性は動きやすい丈の短い短パンに闇に紛れる黒いTシャツを着ていて黒髪を2つに結っている赤い瞳の女性は闇へと消えていった。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

455人が本棚に入れています
本棚に追加