☆Ⅴ話

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安部邸に戻った晴はすぐに六壬式盤を回しだした。その傍には青龍、朱雀、天一、太陰がいた。 晴「……朱雀よ…紅蓮はどうしておる?」 朱雀「騰蛇なら異界に閉じこもっている……1人で考えたいらしい…」 晴「そうか…」 天一「天后は匂陣のことでショックをうけ…翁の傍で蹲っていました…」 晴「うむ……」 晴は神将たちの言葉を聞き、思案するように顎を触った。 玄武が顕現した。 晴「どうした?玄武?」 玄武「宏昌が寝入ったのだ…」 晴「そうか……」 晴は玄武の頭を撫でた。玄武はされるがままになって俯いている。 天一「玄武?」 玄武「あの術者……知っている気がするのだ…」 玄武は言葉を選びながら自分の考えを語りだした。
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