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晴「まさかの―………」
晴は困惑したようにつぶやいた。
だが、匂陣と六合が従う理由が他には思い当たらない。
しかし、昌浩は死んでいる、それは間違いない。
晴「生きていると…言うのか?…だが…」
晴はなんども呟き諦めたように立ち上がった。
騰蛇「晴?」
晴「貴船へ向かう」
晴は離魂の術を使い青龍と騰蛇を率いて貴船へ向かった。
主が貴船に向かったと伝わってきた神将たちは宏昌のもとへおり、騰蛇の代わりに護衛をつとめる。
瑠璃「クスクス…」
少女は去っていく晴を見て妖しく、美しく微笑していた。
瑠璃「ときは…満ちた…」
少女は呟き身を翻した。
姿は闇へと消えていった。
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