☆Ⅵ話

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「昌浩…」 「妖気が強くなっている…」 六合は昌浩を抱えたまま疾走した。 妖気に近づくにつれ空気が重くなっていく。 「ここでいい…」 六合は昌浩をおろし銀槍を構えた。 次々と妖怪がわいて出てきていた。 六合は次々と凪払うが数がなかなか減らない。 「チッ…」 昌浩はまわりを注意深く見つめていた。 「!オンアビラウンキャン、シャラクタン!!」 一点をめがけて述を放ったがそこにいた人に避けられた。 「クスクス…乱暴ですね…」 「チッ…藍杉…瑠璃…」 「お久しぶりですね…安倍…昌浩…」 その人は動きやすい丈の短い短パンに闇に紛れる黒いTシャツを着ていて黒髪を2つに結っていて赤い瞳の女性が刀を背負って立っていた。
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