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六合にも覚えのある女性だった。
「確か…あの時の…」
「クスクス…安倍昌浩…ここで…再び死んでもらいます…」
瑠璃は笑いながらいっきに昌浩に突っ込んできた。
「禁!!」
空中に五亡星を描き瑠璃を弾き飛ばした。
「流石ですね…まだ力が衰えていないとは…クスクス」
昌浩はすばやく周りを確認した。
妖怪は次から次へとわいてくる。
六合はそれを排除するので精一杯だろう。
瑠璃は刀を抜き笑っていた。
「ぁあ…やっと…やっと晴らせる……」
「やるしかない…」
昌浩は懐から数枚の札を取出し口元に掲げた。
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