☆Ⅵ話

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六合にも覚えのある女性だった。 「確か…あの時の…」 「クスクス…安倍昌浩…ここで…再び死んでもらいます…」 瑠璃は笑いながらいっきに昌浩に突っ込んできた。 「禁!!」 空中に五亡星を描き瑠璃を弾き飛ばした。 「流石ですね…まだ力が衰えていないとは…クスクス」 昌浩はすばやく周りを確認した。 妖怪は次から次へとわいてくる。 六合はそれを排除するので精一杯だろう。 瑠璃は刀を抜き笑っていた。 「ぁあ…やっと…やっと晴らせる……」 「やるしかない…」 昌浩は懐から数枚の札を取出し口元に掲げた。
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