☆Ⅵ話

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昌浩は霊力を符に込めた。 「万魔拱服――!」 複数の符を放つ。 符は白銀の刃に変じ、瑠璃に襲い掛かる。 「くっ……」 瑠璃は符を刀で叩き斬る。瑠璃が符に気がとられているすきを昌浩はみのがさなかった。 「―縛!」 「!!しまッt」 「縛縛縛、不動戒縛、神勅降臨!」 昌浩の霊力がほとばしり一瞬で瑠璃の動きを封じた。 「流石ね…安倍昌浩…」 瑠璃は体に力を込め戒めを解こうとしている。 「だけど…」 瑠璃が不適に微笑んだ。 とたんゾクッと寒気がした。
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