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昌浩は霊力を符に込めた。
「万魔拱服――!」
複数の符を放つ。
符は白銀の刃に変じ、瑠璃に襲い掛かる。
「くっ……」
瑠璃は符を刀で叩き斬る。瑠璃が符に気がとられているすきを昌浩はみのがさなかった。
「―縛!」
「!!しまッt」
「縛縛縛、不動戒縛、神勅降臨!」
昌浩の霊力がほとばしり一瞬で瑠璃の動きを封じた。
「流石ね…安倍昌浩…」
瑠璃は体に力を込め戒めを解こうとしている。
「だけど…」
瑠璃が不適に微笑んだ。
とたんゾクッと寒気がした。
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