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昌浩は必死で頭を回転させていた。
「まだまだ!」
「…禁!」
昌浩は周りを見渡したとき、あるものを見、1つの策が思い浮かんだ。
「一か八か…」
昌浩は井戸の辺りまで避けながら走った。
「逃げても無駄よ」
瑠璃は昌浩の策に気付かずに追い掛けてくる。
「クスクスクス」
「謹請し奉る…」
昌浩は刀印を瑠璃に悟られないように結ぶ。
井戸のそばまで来ると振り返り瑠璃と向き合う。
「死ぬ覚悟はできたかしら?クスクス、お遊びはおしまい…さよなら安部昌浩」
昌浩に向けて斬撃を飛ばし勢いをつけて刀を向け突っ込む。
ガシャ‐ン!!
「!!なッ」
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