☆Ⅵ話

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そこには血塗れの瑠璃が方膝をついていた。 「はぁ、はぁ、っ」 「君の負けだ。もう止めるんだ」 「はぁ…私は、まだ戦えるわ!!」 瑠璃は昌浩を睨み付ける。 しばらくすると六合が駆け寄ってきた。 「昌浩…」 「大丈夫だよ。 ねぇ、俺が憎い?」 「当たり前よ!!ずっと…ずっと安倍昌浩、貴方を恨んできた」 「君が俺を恨んでる理由は知ってるよ。だけど…君たちの一族、藍杉家は繁栄の仕方を間違えたんだ。やってはいけないことに手を染めた」 昌浩は、悲しげに話し出した。 「藍杉家は神を手にいれようとした。 高位の神を…。 そのために、神の聖域を次々と邪気で満たした。 そんなことをして神がお怒りになるのは当たり前だ。」
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