Death service

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ヤバいな。 もうこんな時間か。 シオリの奴め、こんな時間まで付き合わせやがって! オレは速く帰ろうと全力で自転車をこいでいた。 近道するために街灯の少ない暗い裏道を通ることにする。 暗くて不気味だということであまり人も使わない道だから自転車で全力疾走していても迷惑にはならない。 これなら一石二鳥だな、と思っていると、ライトの端に影が見えた。 次の瞬間、黒い小さな影が飛び出して来る。 「うわっ!!」 キィィッ とっさにブレーキをかけながらハンドルをきる。 そのせいで自転車が倒れてしまい、身が投げ出された。 いつものオレには有り得ない失敗だ。 あの二人に見られたらなんと言われることか。 幸い頭は打っていないらしい。腕や脚などの痛みに顔を歪ませながら起き上がった。 いや、 起き上がろうとした。 頭が物凄い力で抑えつけられ、ゆっくりと頭を持ち上げられる。 そして、 そのまま勢いをつけて オレは、 オレの頭は、 コンクリートに 叩きつけられた。
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