壱の矢~終ノ歯車~

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しかし、遅かった。 魔物の鋭い爪が横薙ぎに一閃。 少女には通った跡しか見えなかった。避けることも反応することすら出来なかった。 少女の代わりに真っ二つに折れた弓が少女の左側へと吹き飛んでいった。 少女の身体は恐怖で動かなくなった。 腰が砕ける。
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