零の矢~離別ノ詩~
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鬱蒼と繁る森の中に一人と一体が寄り添いあう。 哀しみを孕んだ瞳をした少女は夜空を見上げ小さく息を吐いた。 「ゴメンね…」 異形なる者に話しかける。命の糸の切れたマリオネットへと。 満月に限りなく近い月が彼女らを照らし出す。
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