壱の矢~終ノ歯車~
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闇に目が慣れはじめる。 背負った弓を手に持ち、矢を静かに装填した。少女は茂みから目を逸らさない。逸らせなかった。 雲に隠れていた月がゆっくりとその姿を現す。 夏の暑さがこの緊迫した空気と相俟(あいま)って 少女の額から汗を滑らした。 茂みの中で何かが動く気配がした。少女の予想に反して『それ』はゆっくりと茂みから出てきた。
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