壱の矢~終ノ歯車~

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(…射つッ!!) 指を矢から離す直前で魔物が消えた。 右、左と素早く視線を動かす。しかし、そのどちらにも魔物はいない。 (それならッ) 弾かれたように夜空を見上げた。 そこには思った通り魔物がいた。こちらに向かってジャンプしたのだろう。 すぐにそちらへと弓を構える。
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