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さっきの紙が気になっているのだろうか?
電気を付け、壁に投げつけた紙を拾った。
本当に馬鹿げている・・・・・と思う反面、心のどこかで何気なく信じている自分がいた。
恐る恐る連なっている白紙の紙を1枚切り離し、使用要領通り、枕の下へ入れた。
「本当にこれだけで、人生が変わるのか・・・・・?って簡単に夢をみれるのか?」
疑心暗鬼しながら、安心?したのかそのまま就寝した。
――11月2日 07:00――
ピピィピピィピィー
「うわ~また遅刻する~。」
またいつもの朝・・・・・。
いや、いつもと違うのは、腹立たしい雲もない真っ青な空ではなく、一面を覆い隠すような真っ暗な雲。
それと、枕の下の紙・・・・・。
枕の下に入れる前は、白紙の紙切れだったはずなのに何やら文字らしきものが浮き出ている。
えっ!!!マジ!!?
震える手で浮き出ている紙を握り、恐る恐る見てみると
『倉田 洋平 券』
倉田 洋平 券?
倉田 洋平ってあの倉田 洋平?
そんな夢見たかな~?
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