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「矢崎。どうした?気分が悪いのか?」
「・・・・・おなかが痛いのでトイレに行っていいですか?」
「ああ。トイレに行って、それでも体調が優れないなら、そのまま保健室へ行きなさい。」
「・・・・・はい。」
おなかを両手で押さえ、教室を出た。
トイレへ行く途中、不思議と、気絶しそうな痛みだった、おなかの調子が良くなった。
あの32ページに綴られていた5行のシナリオ通りに事が動き出している。
気がつくと僕は、そのまま屋上へたどり着いていた。
9時33分・・・・・
僕は、屋上周辺を歩いていた。
9時35分・・・・・
こちらに背を向けて立っている男と遭遇した。
恐る恐るその男の方へ近づいていくと、男が振り向いた。
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