21人が本棚に入れています
本棚に追加
放課後、渋々、職員室へ赴いた。
「矢崎、思い出したか?」
と担任の松尾が言う。
「いえ・・・・・。」
と小さい声で答えた。
「って何も言ってないけどな。どうだ、最近は?」
・・・・・はぁ~?
何言ってんだこいつ。
僕が、高校1年生の時、両親を事故で亡くし、勝手に親代わりのように接している。
どっかの熱血教師ドラマの主人公の気分でいやがる。
はっきり言ってうざい。
「普通です。」
「そうか、普通か。何か悩んでること困っていることあったら、いつでも相談しろよ。」
「はい。」
職員室をでて、部活へ向かった。
因みにサッカー部。
(補欠、たまにレギュラーの怪我時のみ出場の立場。)
この高校のサッカー部は、全国有数の名門校だ。
まぁ、どうせサッカーでプロになろうとか思ってないから・・・・・
単なる暇つぶし。
最初のコメントを投稿しよう!